ということをやってみた。
USBのメス側コネクタを使ってKURO-BOX-PROの底面コネクタにつなげ、シリアル接続するというアイデアがいろんな方々のページに書いてあったので、これを参考にする。
参考:
- http://www.yamasita.jp/BBS/4412.html
- http://www5.atwiki.jp/kuro-bsd/pages/212.html
- http://blog.sibrof.net/ken/2007/11/25/504/
- http://kita3.net/kuro-box-pro.html
使用したケーブル。昔買ったものだけれども、今の携帯では使えずゴミになっていたもの。当時は6000円ぐらいしたような記憶がある。
ケーブル途中の膨れた部分にPL-2303というチップの乗った基盤があるらしい。
USB-PDC充電コードVer 2.00と書いてある。ググるとVer 3.00での接続例はあるみたいだった。
USBメス側コネクタは、USB Ver1.0にしか対応していない古いUSBハブをばらして調達した。上下二連のAタイプのUSBメスコネクタをばらし、コネクタ部をカッターで傷つけて先のほうを折ってやった。
写真右下のものが、 折ったものでこれを使う。もちろん、接触部になるコネクタ部分も使う。
もうひとつ、大昔に買ったユニバーサル基板が工具箱にあったのでこれを使う。幸いガラス基盤でなく、紙フェノールというもののようで、カッターで簡単に切り折って面取りできる。こちらのページのものと同じものだと思われる。
このユニバーサル基板から適当な大きさを切りとる。
カッターで傷つけて折るとパキッと折れる。
後は幅が10mm程度になるまで、カッターで面取り。
これに、先ほど調達したUSBメスコネクタの中の端子部分を折り取ったものをアロンアルファ等の接着剤でくっつけた後に、同じく調達した端子をはめ込んだ。
メスコネクタを接着するときは、基板端から1mmぐらいの間を空けるとよいとの情報があり、そのとおりにした。
携快電話のケーブルをばらす。
こんな感じになっていた。
”携帯電話 コネクタ ピンアサイン”などでググって調べてみると、PDCコネクタのピンアサインを知ることができた。このケーブルの接続については次のようなものだと予想した。
ピン番号 | ケーブル色 | 項目 | 備考 |
1 | 黒 | GND | |
6 | 赤 | 通信シリアルデータRxD | 機器側TxD? |
7 | 緑 | 通信シリアルデータTxD | 機器側RxD? |
8 | 橙 | 充電回路+ | |
11 | 黄 | NC | |
12 | 白 | 制御信号1 | 内部でGNDに落ちてる |
16 | 紫 | 充電回路+ |
そこで、このように接続することにして、ケーブルをぶっちぎって半田付けした。
実際に半田付けしたところ。熱収縮チューブをあらかじめ通しておいた。。
実際に挿入してみた。
PC側の設定を実施。
ドライバCDが見つからず、ソースネクストのページによると、携快電話の自動アップデート機能でしかドライバは提供しないと書いてあった。なかなか入手できなかったが、どこかからか入手した。PL-2303のページからドライバをもらってきてもOKかもしれないけど試してない。ここではソースネクストのページからドライバファイルを使用した。デバイスマネージャにて認識を確認。
刺すUSBのポートを変えるとCOMポート番号も変わってしまった。
TeraTerm等のターミナルクライアントソフトでKURO-BOX-PROに対しシリアル接続して、KURO-BOX-PROをbootてみた。
ちゃんと接続できた。
後はホットボンドで配線むき出し部をコートしてやろうと思う。
最初は、TxDとRxDを逆に接続してしまったためうまく通信できなかった。シリアル接続のTxDとRxDはどっちがどっちなのかって話は、いつもどちら側から見た表示なのかというのが混乱してしまうところ。